ナンピンは有効か??
こんにちは、やなぎさわです。
今回はナンピンについて考えていきましょう
まずは簡単に意味を解説させて頂きます。
ナンピンとは、買いでエントリーした後、含み損ができてしまった時にさらに買い増してエントリー平均価格を全体として下げることです。
そうすることで、戻りが鈍く、その後の上げ幅が小さくとも、損失を抑え、さらには利益を上げることができます。
逆に売りの場合も同じく、売り増しをしてエントリー平均価格を全体として上げます。
例を挙げてみます。
例えば、ドル円を100円で1万通貨買ったものの、99円まで下落してしまったと仮定します。
含み損が1万となってしまいましたが、ここで1万通貨をナンピン買いします。
すると、損失が0になるには99.50円までの上昇で済むのです。
★99.5円で決済した場合
100円で買った1万通貨 -5千円
99円で買った1万通貨 +5千円
———————————–
合計 0円
こうして、ナンピンをする事で損失を減らせるのです。しかし、損失が大きくなってしまう可能性もあります。先ほどは99.5円まで戻った場合ですが、さらに98円まで下がってしまった場合を考えてみます。
★98円で決済した場合
100円で買った1万通貨 -2万円
99円で買った1万通貨 ‐1万円
———————————–
合計 ‐3万円
このように損失が大きくなってします。
私の考えでは、「戻ると思うのであればそのままナンピンせずに保有すべきである。」
「さらに下がると思うのであれば今すぐ決済するべきである。」
となります。
したがっていずれの場合にしても、買い増してナンピンすることは選択肢にありません。
あらかじめ、トレードを開始する時点で、利確レート、損切レートを考えておくことが大切です。
下がった場合、上がった場合の対応を事前に想定しておくべきなのです。
ナンピンをしているようでは長期的視点から見て、必ず破産してしまいます。
何年も投資を続けていくには絶対にナンピンはしてはいけません。
それでは、皆様に利益がありますことを。